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2006年9月 7日

世界トライアスロン選手権ローザンヌ(スイス)大会

現地の情報や予測できるレースレベルなど細かな情報が出発前に幾度となく入ってくる。

日本代表としての重み、そして喜びを胸に日本を発った。

ジュニアからエリートまでの各カテゴリーの選手スタッフが日本選手団として、1日をかけてスイスローザンヌへ到着。

2週続けて大会をこなして臨むが、日本選手団という戦う同士の中では疲労どころか力がみなぎって来る事を感じた。 蒸し暑い日本からにしたら実に過ごしやすい環境も体調を整えてくれるようだった。

翌朝(木曜日)の調整練習中にきよみん(庭田清美プロ)と島田コーチ(アシックス)に出くわし一緒にスピードランニング。

『テツローさん!レースペースで引っ張ってください!!』

『ホイきた!』

日曜のさぎしま以来のスピードランだったが身体感覚のずれは無い。

このとき今回はいけると思った?のかもしれない。

レース会場となるレマン湖でのスイム公式トレーニングではオフィシャルユニフォーム着用で調整。

水温17~8度。寒さに弱い自分ではあるが、なぜかこれなら大丈夫。台場での日本選手権の方がもっと冷たいぞ! なんて身体に言い聞かせていたのかもしれない。

バイクコースにしても日本屈指のコースを経験していれば『ぜんぜんへっちゃらだ!』

だてにシーズン14~5レースをこなしているわけではなく、経験がすべての不安をやわらげてくれた。

そして連合のスタッフからも言われていた『君が突破口を開いてくれ!』

この言葉が自分の心を強くしたのも事実である。

自分を分析した時、自分だけのために力を使う事より仲間や人のために力を出す時の方が優れている。

ジュニアや若い選手たちへ言葉をかける前に自分が形を作ってやりたいと思っていた。

エイジグループワールドチャンピオンシップカテゴリーでは日本人は自分ひとりの出場。

準備からスタートラインへ立つとき、レース中もすべてひとり。

孤独感が無いわけなかった。

しかしレース中には、自分の練習時間を調整して応援へ駆けつけてくれた仲間がそこにいた。

日本語の応援がこんなに深く励みに感じることは国内大会ではない。

ペースが落ちるどころか上がっていくようだった。

突破口を開く・・・今の自分を出し切る・・・そう思いながらレースを突っ走った。

『出し切ったぞ!』ゴール後、手ごたえは確かにあったがどの辺を走っていたのかはわかっていなかった。しかし、 ゴール後は出し切った自分に対し何位でも良かった様に思っていた気がする。

後方付けをしいったんホテルへ向かう途中に連合の理事達が5位に入ったぞ!と握手を求められた時は『え~!』 って顔を見合わせ喜びがこみ上げた。

約束は守ったぞ!良く頑張れたなと自分を別の自分が褒めていた様に感じた。

今度は全力応援!

恩返しもこめて若い選手たちへ全力で応援した。

世界の壁は厚く、たやすいものではない。分かっているがそれを痛感もさせられる。

まだまだこれからだ!財産となる体験を身をもって出来たのではないか。

将来の自分に期待するすべての選手が思ったに違いない。

このような体験が出来たことは、何の心配も無く世界のスタートラインへ立たせていただいたスタッフ一同のおかげに尽きない。

チャンピオンシップスポーツの競技者としてその恩を返すのは結果だろうが、 その人たちの事を想って競技できる心を持てるようになった時こそ本当の恩返しが出来てくるのではないか。

素晴らしい空間で、素敵な体験が出来た2006世界選手権ローザンヌ大会。

【感謝】

投稿者 テツロー

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