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2010年9月 9日

途絶えた時・・・

悔し涙を流したことがありますか・・・


なぜ、涙が出ると思いますか?


講演でも時々話しに出すのですが、
「悔しいから・・・」
「なぜ悔しいのですか?」
なぜだろうと子どもたちは考えます。
私が素直に想うことは、


『本当はもっとできるのに・・・』

『本当はもっともっとやれるのに・・・』
そんな自分を信じたいから、自分を大切にしたいからだと想うのです。

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トライアスロンを始めたとき、小豆島(香川県)で行われていた大きな大会で、プロの選手たちとレースができることになりました。
うれしくて、うれしくて、大興奮でした。
うれしすぎて、前日は一睡もできなかったものです。

子どもが遠足に行く前日のような感じかな?
(今の子どもは遠足ってこんな感覚で迎えているのかな?)
まだまだスイムが遅かった私は、スイムを終え、海から上がった瞬間にレースを終えさせられました。

バイクに触れることなく・・・


それがルールだったのです。
私は、陸に上がればそこそこ通用する競技力はありました。
『ここからだったのに・・・』
『ここから追い上げることができるのに・・・』

『最後まで行かせてくれ!ゴールした結果を見てほしい・・・』
バイクに乗ることさえ許されない。
せっかくトライアスロンをするために来たのに・・・


トライアスロンをさせてもらえない。
乗ることのできなかったバイク(自転車)のそばで、泣いてはだめだと我慢していましたが、

悔しくて、切なくて、こらえきれずに涙を流してしまいました。


他の人はまだ競技をしているのに、早々と後方付けをしているとき、こみ上げてくるものを抑えながら帰ったものです。


でも、そこからです。
トライアスロンをするためには、ゴールをするためには、水泳がうまくならなくてはいけないんだ・・・
自分を生かすには水泳が速くならなきゃいけないんだ・・・


その日を境に、スイムへ対する意識が変わり、当時の私の相談に耳を傾けてくださった方がおられました。
JSS廿日市(廿日市市)の水泳のコーチの元へ、週末になると高速道路を使って、軽自動車を飛ばして毎週のように通いました。
そして一緒に練習へ付き合って下さる方のお宅へ泊めてもらい、
トライアスロンってのは・・・
人生ってのは・・・
競技でも、人生でも先輩になる方に、夕食の時などに淡々と話していただいていました。

全力で挑戦していたから、
夢があるから、
目標があるから、
今でもあの時の気持ちや思いは鮮明に覚えています。
そのころの話しを若い選手に話してやるとびっくりします。
「テツローさんにもそんな時があったんだ・・・」なんて・・・(笑
確かに昔を知らない若い選手は、想像しにくいのかも知れません。
私には少し前のことにしか感じないのですが・・・(笑

今があるのは、
こんな経験や、行き場を失いかけた、一生懸命な心を救ってくれた人たちのおかげです。
本気で涙を流し、悔しがる人には、
底知れぬパワーと未来を感じます。

だからでしょうか、黙って放っておけないのは・・・

一生懸命だから感じること。
挑戦するから打ちのめされること。
本気でぶつかっていったから跳ね返されたこと。

「本当はもっとやれるのに・・・」
いつまでも、そんなたくましさを持って、力強く進んでいこうとする自分でいたいと想うのです。


実は・・・・
私のひとつの想いが途絶えた瞬間を迎えました。
この話しはまたします・・・

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投稿者 テツロー

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