HOME > ちょっとカフェ! > 心 凛々しく

2014年9月29日

心 凛々しく

今回のレースで不思議だったことがある。

選手は憧れを抱いてトライアスリートになっていくことがある。

その中に私の名を出す選手がいてくれることがある。

今回、私をその一人にしているのだと感じさせる選手が、

「福元さんとラン勝負したいです!」なんて前日に話した。

その選手は一緒に世界選手権へも行った大島仁(鹿児島)選手。

実力ある選手だ。

そしてもう一人、私より少し年下で若い頃はエリートで活躍していた森田翼(千葉県)選手。

競技説明会で一緒に座りながら、

『福元さんを倒しに来ました!』(笑

私の今の感覚は『二人ともランを走る前に私の先にいるよ!』って感じだった。

2014-09-28 16.27.53

いざレースとなりふたを開ければ、私がバイクの20数㎞までは先行していた。

その二人を含む集団がバイクで追いついて来てからは、先頭から三番争いになる集団を形成。

ドラフティングゾーン(車間距離を守らなければならないルール)を守りながら抜きつ抜かれつのレースが続いた。

結局バイクからランへ移るトランジッションへ。

数秒差でトランジットを各自飛び出し、私が森田選手を抜けば、すぐにギヤチェンジし少しづつ引き離されだす。

そこを大島選手が一気にごぼう抜きした。

全力を尽くす中で、戦前に話していることが重なる。

この二人が2位、3位そして私が4位だ。

私らがレースを楽しむという言葉を使うのは、この瞬間を味わえるときだろう。

負けて悔しさがないわけではないが、正々堂々と戦い互いを称えあえることはすがすがしい。

今、若い選手たちが抜いていき、その背中を見た時に頼もしささえ感じるのは歳を重ねたせいか(笑

だが、まだできるだけ前で私の背中を追いかけさせたいと思っているのは、私の中にある競技者の魂があるからだろう。

それを『心』というのかもしれないが・・・

また来シーズンが楽しみだ。

凛々しい姿を若い選手たちには見せてやりたいと思っている。

IMG_9662  IMG_9804

投稿者 テツロー

-->

最近のエントリー

カテゴリー

バックナンバー